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2023.05.11

ピエト・モンドリアンとランドスケープ

当初は風景画を描いていましたがキュビスムの影響を受け、白に黄、赤、青と黒ーコンポジションが有名です。
都市の風景がベースにあり、道路や建物等を簡素化していったものだと言うことです。
黒のグリッド線で色面を囲んだコンポジション。
精神的な探求を目指し、垂直線、水平線及び赤、青、黄、白と黒のミニマルな要素で
合理性や秩序を表そうとしたと言うのです。
美術家によると絵画は有機的な曲線が多用されてきましたが、モンドリアンはそれを排除しています。
その事象がインダストリアルな時代になって直線的な表現が時代の感性に合致したと言うのです。
日本の庭園においても、その事象の本質とするところは同じではないかと思うのです。
例えば龍安寺や夢窓疎石の庭園等です。
テーマとしてランドスケープを有機的印象として展開し、
無機的な図上における見えない線の上に空間を類縁、見出すことを考えるものです。